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オトメダカラ(乙女宝)
和歌山県に関係深い宝貝である。日本貝類学の父と言われる故黒田徳米博士が若いころに田辺市に採集にいき、浜辺で少女がおはじきに用いている宝貝に目が止まり50銭を与えて買い上げ持ち帰り、調査研究の結果新種とわかり「田辺の少女の想い出」にちなんで和名をオトメダカラと命名した。1913年の事である。洋梨型で背面中央に少しゆがんだ方形班があり美しい宝貝である。紀伊水道の水深150〜200mの砂泥地にすんでいるが殆ど現在は採れない。
 


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